漢字「壁」をめぐる脳内散歩

私のちょっと変わった趣味として漢字の勉強があります。

気が向くと、ipadで漢字の書き取り練習なんかの問題を解いたりしています。何かに役に立てようとか金に結びつけようとか言う具体的な計画は一切ないのでやはり趣味なわけです。しいて偉そうに言えば日本人としての教養としてでしょうか。

お気に入りのアプリは学校ネットさんの「漢字検定・漢検漢字トレーニング」です。無料で漢検二級まで対応しているんですが、日常的な日本語の運用には十分だと思っています。一級の問題をチラっと見たことあるんですが、ちょっと難しすぎて普段の生活ではあまり出会わないような漢字の知識を求められている気がしました。

今日も久しぶりに中学在学レベルの漢字の書き取り問題をやっていたら、「壁」をど忘れしてしまっていました。昔はカベといえばたぶん土を使ったのだろうという推理と感覚的に覚えている部分で、土がつくことはなんとなくわかったのですが、「 辟」の部分があやふやになっていたんですね。

正解をみてから、ちょっとした脳内散歩の気分で、Windowsアプリの漢字辞典を立ち上げて「壁」を調べてみました。

「 辟」 自体が漢字としてJISでコードもふられているのを知って少しおどろきました。肝心の意味ですが、 君主とか、わきへ寄るみたいな意味があるようです。

そして、じょうへき(城壁)とかから、 辟 のつく漢字は音はヘキなんだろうと思って思い出してみると、完璧(かんぺき)、悪癖(あくへき)、など 「 辟」 が音を表す部品として使われている形声文字がどんどん思い出されました。

この小散歩でちょっと 辟(ヘキ)と親しくなれた気がします。

いきなり”献”を読んでくださいといわれたら

たいていの人が”ケン”というと思うのですが、なぜそんな音が頭に浮かぶか理解できているでしょうか?

結論から言うと、「献」は意味をあらわす”へん”である”南(鬳)”と音をあらわす”つくり”である”犬(ケン)”とからなる形声文字という漢字の多くの割合をしめる部類のものだからです。

つまり、”犬”を見て”ケン”と読むと判断しているのです。

平衡状態の”衡”なんかも”行”が入っているからコウと読めるんじゃないでしょうか。

今の学校ではこんな知識は教えているのかもしれませんが、私は数十年前のある時期にこのことに気が付きました。

こんな感じで漢字を勉強していると面白いです。