娘さんを幸せにします

まだ若くて中学生か高校生の頃で、人並みに嫁さんをもらうつもりだったころ、私が苦悶した想定質問は、相手の父親に挨拶に行って、

「君は私の娘を幸せにできるのかね?」

と言われたとき、どうこたえるかというものでした。

そのころは、質問を字面通り解釈してしまう癖があったので、

「いや、幸せって状態も確固たる定義があるわけじゃないし、まして世間的な幸せということにしたって、この不確かな世の中にあって、俺、個人が一人の女性の幸せを保証しきるなんて、確率論的に言ったって無理なのではないか…。むしろ不幸にする可能性だって無限にあるのではないだろうか…(ここで軽々に”幸せにします”と返事するのは不誠実なのではないか…)」

まぁ、バカですね(笑)。

今なら、その手の質問は、相手の父親の親心としての、娘に幸せになってほしいという、願いもないまぜになったものであって、本当の「保証」を求めているのではなく、「決意」を求めているのだと普通にわかります。

若いって面白いですね。




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