実家

作家の色川武大さん、エンターテイメント系の麻雀放浪記の阿佐田哲也といったほうが有名ですが、私は色川さんの小説やエッセイをほぼ全部読んだことがあるんですが、この人も働かないことで有名で(笑)、いろいろなことをやっていた人なんですが、基本疲れると実家で死んだように寝ていたようです。まぁ、厳密にいうと晩年ナルコレプシーという精神疾患にくるしんでいたので、精神的にいろいろあった人かもしれません。(若い博徒時代に唐辛子中毒だったという逸話は失礼ですが笑ってしまいました)

で、あるとき色川さんがなじみの色街をぶらついていたら、以前の会社の同僚がサンドイッチマンをしていたそうです。まぁ、冷静に見て零落していたと。色川さんに気が付いてその人は照れくさそうにおどけてみせたそうですが、内心いろいろあったのは想像に難くないでしょう。

そのとき色川さんも

「俺もくすぶっていられる実家がなければ…」

と思ったそうです。

私もいま実家暮らしですがたぶん実家がなければ今頃は犯罪者として刑務所か精神病院で隔離状態に置かれていただろうと思っています。それほど20代での精神状態は悪いものでした。

ですから、いまの若い人もニートだなんだと悪口を言われるかもしれませんが、ニートだって犯罪者や精神病になるよりは、実家でくすぶっていられるならそっちのがましだということをお伝えしたいです。


阿佐田さんの出世作になった「麻雀放浪記」は小説はもちろん自信をもっておすすめできますが、映画化もされてこれがなんともいえないほどの出色の出来です。加賀まりこさんがものすごく美しいです。Amazon Prime ビデオに入っているらしいので、Prime会員は無料で視聴できるはずです。

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