RMS(リチャード・ストールマン Richard Matthew Stallman)のこと

今(2014)から20年くらい前に、私が大学生で将来に対する不安で悶々としていた時期に、リチャード・ストールマンさんのGNUプロジェクトを知ったと思います。

その頃の私は、とにかく一流のプログラマになりたかったです。英語の勉強もプログラミングに役に立つからというだけでやりました。

RMSの何がかっこよかったかといって、フリー(自由)なソフトウェア運動を始めるにあたり、自分でエディタEmacsやコンパイラGCCなんかをガンガン書き始めてフリーで公開したということにつきます。

社会運動を始めるに当たり、よく人に「あんたらはああしろこうしろ」と掛け声ばかりかけていて自分は実際の作業をやろうとしないような人を多く見ていたので、「俺はソフトウェアはこうあるべきだと思う、ついては俺がその行動原理にしたがってこういうソフトウェアをガンガン書いて公開していく」という態度は私には非常にまぶしく、ヒロイックの極みとして映りました。

そんなこんなで、私が20代中ごろに、RMSが作ったフリーソフトウェア財団(FSF)へもぐりこめないかなとか、将来についてRMSに一方的に相談したいと考えて、一度だけ、rms@gnu.org宛てにメールをしたことがあります。たしか、「このメールアドレスはあなただけが読むの?」「基本的にはそうだけど、FSFのだれかが読む可能性もあるね」という返事をもらって、その頃わたしはシャイでしたので、それじゃいいやと思ってそれっきりになりました。

その後、私はEmacs用のパッケージを書いて公開したり、マクロ言語m4のマニュアルを日本語に翻訳して著作権をFSFへ渡したり、GNU CLISPに私のSaclaプロジェクトの規格適合テストコードが使われたりして、なんだかんだと関係があります。

最近のRMSがどんな感じなのかはわかりませんが、彼がいまでもコーディングをしていて、ひとびとに「Happy hacking」と言っていることを願っています。

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「RMS(リチャード・ストールマン Richard Matthew Stallman)のこと」への3件のフィードバック

  1. GNUプロジェクトで、バックギャモンというゲームが好きなゲーマーに有名なのが
    GNUBackgammon です。
    数年前までスノーウィという商業ソフトが数万円したため、無料のGNUBG(と略します)で大半のプレイヤーが勉強をしていました。
    スノーウィという数万円した殿様商売のソフトに立腹したプログラマがeXtremeGammonという50ドル弱の最強ソフトを開発しましたが、その際もGNUプロジェクトで開発された無料かつ強力な解析力のあるGNUBGの存在は価格設定に大きな影響を及ぼしたと思います。
    ソフトウェアの世界ってフリーなのが望ましいのですが、現実はできのよい商業ソフトが高値で寡占状態になる傾向があるような…とも感じています。
    がんばれGNUプロジェクト、ですねw
    長文しつれいしました。

  2. Takeo Saitohさん、こんばんは。コメントをありがとうございました。
    GNUプロジェクトは健在のようですね。
    RMSのいまがどんな感じなのか、調べるのが怖いような気がしていまだに調べていません。:-)
    私の中にあるRMSは若くて髪が長くて、瞳がきれいな人だなと思ったおぼえがあります。

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